オナニーと僕、ときどきポエム

オナニーで膨大な時間を無駄にしている人のためのブログです。

悪い夢が覚めた

何かとても悪いことをしたのだろう。
気がつくと強靭な肉体をした男二人に掴まれ、建物の地下にある狭くて暗い部屋に閉じ込められた。

子供の頃、悪さをするとよく押入れに閉じ込められたが、暗い部屋にいると時間の感覚がなくなる。
1時間くらい閉じ込められていたと思ったら、実際は15分しか立っていなかったりした。

だから、僕が今どれくらいの時間閉じ込められているのかは検討もつかない。
ただひたすら退屈しないように外の世界を想像する。
部屋の外から聴こえてくる音に耳を澄まし、頭の中のキャンバスに絵を書いていく。

その時、遠くから女性の声がぼんやり聴こえてきた。
何て言ってるのかわからない。
そもそも会話とは違った、どこか一定のリズムで歌を唄っているような、そんな声だった。

だんだん声が近づいてくる。

「いく、いく・・・」

何処に行くのだろう。
ふとそんな疑問が思い浮かんだ。

気がつくと僕はベッドの上にいた。

なんだ、夢だったのか。
そう思った矢先、階下から「イク!イクッ!」と、今度ははっきりとした声が聴こえてきた。



悪夢から覚めた僕は、また今日もオナニーをした。